ハロトレ窓口を再訪

学び

申し込み受付1コースのみ

無料の公的職業訓練制度「ハロートレーニング」(ハロトレ)について、ネット上の情報の確認とより詳しい内容を知りたいと思い、自宅周辺の地域を管轄するハローワークを訪れることにしました。
3月に退職した直後に、求職の申し込みと失業中の雇用保険(基本手当)の受給資格手続きのために訪れて以来、2度目です。

ハローワークに到着すると、そのままハロトレの担当窓口へ。来訪者受付機のボタンを押すと7番でしたが、待ち人数は0人。5分も経たないうちに呼び出しがありました。

対面机を挟んで、コロナ感染防止用の透明ビニールカーテン越しに座っている職員に、自宅で事前にWeb「ハローワークインターネットサービス」で見つけた「Webライター科」「Webクリエイター養成科」のいずれかを受講したい旨、切り出しました。
いずれも東京都が民間の専門学校にスキルの教習・訓練を委託しているコースでしたが、居住する都道府県からの「越境訓練」は可能とのこと。

職員は「自分が就きたい職業・職種を具体的に思い描いてもらって、そのために必要な技術を習得する制度ですので、受講の申し込みは一つだけになります」と説明。さらに「受講はしたものの、思っていたほどその分野の求人が多くなくて就職が難航することがあります。世の中でどの職業がどのくらい必要とされているかも考慮していただければと思います。せっかく訓練をしても収入を得られなければ、努力が報われないことになりかねませんので」とアドバイスしてくれました。

それでも私がWeb関係コースへの受講応募の状況を聞いてみたところ、「厳しいとの印象です」と率直な答え。その理由を要約すると3つほど。

  • Web関連の受講コースは急増しているが、人気があって応募者数は定員の3~4倍になっている
  • Web業界はアプリを作ったことがあるとか、少しでも経験がある人を求めている
  • 受講できるかどうかは、受け入れる学校が実施する試験の結果で決めるが、学校としては受講生の就職実績を上げたいので、Web関連の仕事が未経験者の受講合格は低い傾向にある

授業が難しくてついていけなくなり、学校に行かなくなってしまう人もいて学校側が困るケースもあります、とも。

通所手当、受講手当も

Web関係のハロートレーニングを受講するのは、そう簡単ではないことが分かりました。
さらに、受講中に雇用保険(基本手当)を受け取ることができる期間を過ぎてしまった場合、手当がどうなるのかを質問してみました。

すると…
私の場合、まだ4月11日の第1回目の失業認定を終えていないので確定的なことが言えないそうですが、3月の退職以降、基本手当120日分を受け終わる前に、受講が開始されれば、訓練修了日まで手当が延長されて支給されるとのこと。

気になっていた自宅から訓練施設までの交通費についても尋ねると、自宅から一定以上離れている訓練施設に通う場合、上限額等の条件がありますが「通所手当」も支給。
加えて、訓練を受けた日には、日額500円の「受講手当」も40日分受け取れることになるそうです。

いずれも基本手当とは別に通所手当、受講手当も受給可能であることが確認できて、やはりハロートレーニングはとても魅力的な制度と再認識。受講のハードルは高いですが、応募試験に合格できれば、と思いを強くしたのでした。

Webライター科は断念

相談が進む中、「Webライター科」コースへの応募条件等を改めて調べてもらうと、女性向けの訓練であることが判明したため、しかたなくこれを断念。「Webクリエイター養成科」への応募に絞り込むことにしたのですが…。

いずれも訓練期間は3カ月ですが、それぞれ運営機関が別々なので訓練内容が微妙に異なり、自宅からの通学距離・時間も違っています。
職員から、ハロトレ受講の申し込みは1コースだけで、さらに3カ月コースの場合は書類審査だけの「一発勝負」になるので、よく比較、検討した上で申し込むようにと促されましたので、本日はいったん自宅へ戻ることにしました。

申込み締め切り日はちょうど私の最初の失業認定日と同じ、来週11日です。

タイトルとURLをコピーしました