いざハローワークへ

就活

人生初体験

ハローワーク(公共職業安定所)での求職手続きに必要なもの全てを昨日準備できたので、本日出向いて、求職の申し込みと雇用保険の基本手当(いわゆる失業手当)の受け取り手続きをすることにしました。

会社から送られて来た資料によると、求職と失業手当の申請先は、自分が住んでいる地域を管轄するハローワークで、受付時間は月曜日~金曜日(休祝日・年末年始を除く)の8時30分~17時15分と書いてありました。

手続きに必要な離職票-1、離職票-2、マイナンバーカード、写真2枚、キャッシュカードの5点をデイバックに詰め込んで自宅を出発しました。
路線バスに揺られた後、10分ほど歩くと目的のハローワークへ到着。
これまでの60年人生の中で初めての体験で、少々緊張します。
心細さを感じつつ、1階玄関の自動ドアから真正面の「総合案内」へと歩を進めました。

私「定年退職したので手続きにきたのですが…」
職員「そうですか。手続きには求職申込書と雇用保険受給資格決定に関する申告書を提出してもらう必要があります。記入後、こちらに提出願います」

と言われて、手渡されたのは以下の書類3枚。

  • 求職申込書
  • 雇用保険受給資格決定に関する申告書
  • 自己診断アンケート

玄関入口近くの記入台に戻って、立ちながら一つ一つ項目に書き入れていきました。

書類3枚30分で記入

先ずは「求職申込書」。記入するところが表裏両面にあります。
表面は氏名、住所、最寄駅・バス停の記入欄から、自分の求職情報を自治体、ハローワーク、民間の人材ビジネス会社に提供するか、希望する就業形態(フルタイムかパートか)、雇用期間(指定なしか4カ月以上か否か)、勤務地(U、I、Jターン希望の有無も)に関する問いがずらりと並びます。

裏面は希望賃金(月収、時給)や配偶者、扶養する家族の有無から、学歴・資格の欄では最終キャリアのほか運転免許、パソコンソフト(文書、表計算、プレゼン)のスキルについて、経歴欄では職種・仕事内容、在籍期間、雇用形態・月収、退職理由に至るまで事細かに記入しなければいけません。

次は「雇用保険受給資格決定に関する申告書」。
現在就職、就労しているか、適した仕事があればすぐに働けるか、就職の内定や約束はあるか、応募中・予定の事務所(求人)はあるか、といったことに関してて「ある」「なし」の二択で答える形式になっています。
今般の世情を反映して「今回の離職についてコロナウイルスの影響がありましたか」との項目が最末尾に設けられているのが印象的でした。

そして「自己診断アンケート」。
質問内容が他の2枚と重複する部分もあって、いつごろまでに就職したいか、どのような就業条件を優先して再就職先を探そうとしているのか、公共職業訓練などの情報に興味があるかなどという内容だったと記憶しています。

計3枚の書類への記入に要した時間は約30分。
総合案内窓口に戻って提出すると、職員が3枚の書類を書類フォルダに入れた後、フォルダと「受付番号587」とプリントされた小さな票を一緒に渡され「呼び出しがあるまで奥の空いている席に座ってお待ちください」と案内されました。

受付票を受領

1階の待合スペースは50席ほど。
正面から両サイドにかけて、長い机を透明のアクリル板で20ほどに区切られており、それぞれハローワークの職員と求職者が向かい合っての面談が行われていました。
よく病院で見かける、待ち順番を知らせる電光掲示板が2カ所に設置されていて、「587」の私が座ったときはまだ「568」でした。

座って待っている間、面談を終えて「よろしくお願いします」「ありがとうございました」と言っておじぎをしながら席を離れる求職者や、「それでは〇〇さんが△日にうかがいますので、よろしくお願いします」と求職者の面接訪問先に電話をかける職員の姿が目にとまりました。

待つこと約30分。
「受付番号587番の方」というコンピューターの機械的なアナウンスの後に続いて「587番の方ぁ~」と大きな声を出しながら正面の席の奥の方で立って手を挙げている職員のもとへ。
胸元のネームプレートを見ると、「サポーター」の肩書と名字が書かれていました。
書類フォルダを手渡すと「求職情報を登録しますので、その間こちらの資料を読んでいてください。登録の際に補足でうかがうこともあると思います」と言って、先ほど私が記入した3枚の書類を基にパソコンに向かって打ち込み始めました。

読んでいてくださいと手渡されたのは以下に関する資料です。

  • ハローワーク主催の面接会・セミナー・イベント・求人情報についての「LINE公式アカウント」登録
  • 求人情報をネットを通じて検察・閲覧できる「求職者マイページ」開設
  • 失業が長引いた場合のデメリットと早期再就職のメリット「手続きをされるみなさまへ」

渡された資料に目を通していると、職員からは私が定年による退職であることの確認とこれまでの職種・仕事の内容のほか、書類に記入した希望時給1,000円を神奈川県の最低賃金1,071円に変更してもかまわないか、といった確認を受けました。

求人情報の登録が終わると、「ハローワーク受付票」を渡され「この受付票を使って全国どこのハローワークからでも求職ができます」との説明を受けるとともに「これで求職の登録は終了しましたが、今度はこの書類フォルダを持って雇用保険給付課で手続きをとってください」と、別フロアへ移動するよう促されました。

最後に「資料などで何か分からない点などはありませんか」との問いがあったので、私が「スキルの向上を図りたいと思っていて、公的職業訓練についてうかがいたいのですが」と話すと「その件はちょうどあなたの後ろに公的職業訓練に関するコーナーがありますので、後ほどそちらで詳しく聞いてみてください」とのことでした。

ハローワーク到着から1時間半経過、時計を見ると正午少し前でした。
そのまま雇用保険給付課へ。
手続はまだ続きます…。

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