不正利用先はAmazonショップ

お金

マイアカウントに注文履歴無し

昨日10月31日-。
クレジットカード詐欺事案は依然、引きづったまま。
カード会社に電話で連日アクセストライしたものの、毎回〝待ちメロディー〟と「このままお待ちになられるか、改めてお電話ください」の繰り返し。
この〝ループ〟にいつも耐えきれず、不正使用の窓口担当者につながる前にこちらからプッツン。
カード会社とのコンタクトはいまだ叶っていません。

暗鬱としていると、カード会社から利用のお知らせメールの続報がスマホに届きました。
見てみると…
■利用日:2024/10/21
■利用先:アマゾン
■利用者:本人
■支払方法:1回
■利用金額:6,△○□円
■支払月:2024/11

おぉ!これまで分からなかった不正利用先がアマゾンショップと判明!!
手元にほとんど不正使用の情報がない中、カード詐欺の〝舞台〟が明らかになっただけでも貴重な〝収穫〟です。
さっそく通販サイト「Amazon.co.jp」のマイアカウントにアクセス。
利用内容を確認しようと、10月を含む過去3か月分の注文履歴を照会してみると…
結果は「お客様は過去3か月に注文を行っていないようです」との表示。
(どういうこと?)

カード会社からの利用メールでは、利用先はアマゾンと記されているのに、アマゾンのマイアカウント上では注文した記録がない。
(どういうこと??)
注文履歴の照会期間を広げてチェックしてみても、自分が記憶している物品の購入履歴は表示されましたが、10月については利用したとの記載はありません。
(どういうこと???)

頭は混乱するばかり。
(とにかく、自分の口座から他人が不正に使った代金が引き落とされてしまうことを何とか阻止しなければ…)
気持ちを落ち着かせ、当方に連絡するようにとこれまで指示されていたカード会社の電話番号ではなく、別のルートを見つけて、不正利用に関する担当者にコンタクトする方法を模索することに。
ネットで調べていたら、当該カード会社に「盗難専用ダイヤル」(無料、年中無休・24時間対応)が設置されていることをキャッチしました。

カード詐欺は、知らない間に自分のカード番号を盗まれて発生する事案だから〝盗難〟の1つの形態-。そんな理屈で、盗難専用ダイヤルに電話をかけてみました。
狙いは見事に的中!つながりましたっ!!
対応してくれた女性には、何度も不正使用に関する担当者へコンタクトを試みたものの、まったくつながらない状況が続いていること等々、縷々説明すると「それではこのままお話をうかがわせていただきます」ということになりました。

当方のカード情報とこの間の経緯を話すと…
先方は「お客様のカード状況を確認させていただいたのですが、弊社で第三者によるカード番号の不正利用を防ぐために、セキュリティが一時的に発動され、カードが使用できない状況にさせていただいているようでございます。担当部署にてご利用の聞き取りが必要になってまいりますので、3日以内にこちらから再度ご連絡差し上げてもよろしいでしょうか?」と言います。
当方は「いや、その連絡を待っているのに連絡が来ないので、こうして今話しているんです。それじゃあ同じ事になってしまうので、逆に日時を特定してもらえませんか」と要請。
すると、先方は「3日以内にというご案内しかできかねます」。

それでも、こちらが「不正使用の被害に遭った顧客への対応として不十分では」と粘り腰で臨むと、「ご希望の日時はお伺いできます。確約はできかねますが、いつのご希望ということは担当部署に引き継ぎさせていただきます」と軟化。すかさず「では明日の朝イチ、9時」とこちらの〝希望〟を伝え、電話を切ったのでした。

未遂事案1件も判明

そして、本日11月1日-。
当方が希望する9時前後からジリジリしながら、電話を待っていると、カード会社の不正使用の担当者から10時前に電話がありました。

今更ですが、不正利用の可能性がある取り引きがあったため、カード使用に一時的にロックがかかっている状況で、取引内容の確認をさせてもらいたいとの由…。
「10月20日にアマゾンで6,△○□円のお買い物をされておりますが、こちらはご利用の覚えはございますか?」
「いえ、覚えがありません」
「何か予約をしていたり、ご家族さまのご利用等もございませんか?」
「ないですね」
「そうですか…それでは恐らく第3者による不正利用の可能性がございます」

この後、またショックなことが…。
「もう1点、うかがいたいのですが、9月19日にこちらのカードで国内の通販サイトで2×●円をご利用されようとしていたのですが、こちらお心当たりございますか」
(えっ?200円台の金額をカードで決済??そんなことも起ころうとしていたの???)
こちらから告げられた日付と金額を復唱、確認した上で…
「心当たりありませんね。誰かが不正利用しようとした、と…」
「そうですね。こちらは利用先からキャンセルが入ったので、ご請求にはなりません。利用先の店舗名は私の方で確認できませんが、金額にお心当たりはありませんか?利用先の方でこの取り引きは怪しいと思ってキャンセルが入ったようです」
「心当たり、ありません」

先方は、アマゾンの6,△○□円に関しては、利用の覚えがないので、不正利用ということで処理を進めたいと言います。
当然であり望むところですが、当方としては「見ず知らずの悪意の第3者によって使われたカードの買い物代金を支払うことになるのか」が一番知りたいところ。

「まだ引き落としまで1カ月ほど有りますので、〝特急〟で処理させていただきますので、間に合う可能性がありますが、場合によっては、いったん取引口座からお引き落としとなる可能性がございます」
(そうした事態はぜひ回避したいっ)
「その場合は、他のご利用金額から差し引きさせていただくか、お客様の口座に返金対応でお客様にご負担がないように対応させていただきますので、ご安心ください」
(いったん引き落としになる可能性がある、とは微妙なニュアンス…それでご安心くださいって言われても…)
「ただ、カードの表の16ケタの番号が第三者に知られている可能性がありますので、不正防止のため、このカードは止めさせていただいて、再発行となります。手続きは、お客様の方で3営業日後にHPでお願いします」
(お~い、こっちは被害者なんだよぉ~)

しかも、HPで手続きを、と指示しながら、先方は再発行に際しての情報の再確認と登録を名目に、こちらの現在の住所、勤め先、連絡先、年収に変更がないかをしっかりと確認。その挙げ句…
「カードが使えなくなったので、公共料金、携帯電話等継続決済の相手方にはカード情報の変更の連絡をお願いします。クレジットもキャッシングもできなくなります」
(本当に面倒なことになったなぁ…)
トドメは「いったん引き落としがあったり、返金となったりした場合も、ご自分で確認していただくことになります」。
まさに、泣き面に蜂とはこのことです。

クレジットマスターって!?

困惑と憤慨の気持ちが入り交じります。
「どうしてこんなことが起きてしまったんですか?」
電話口の女性は「私の担当は『カードが不正使用されたか否かの確認』と『不正使用があった場合のカードの凍結』と『カード再発行のご案内』なのです」と言いながら「アマゾンでの不正利用事案の報告が多数挙っており、同じような金額とか同じようなタイミングとかで(利用情報が)〝飛んでくる〟と、セキュリティが反応する仕組み」によって、今回の発覚につながったと教えてくれました。

「どうして悪意の第3者が利用できたのですか?」
「詳しいことは分かりかねますが、カードの不正利用に遭うというのは珍しいことではなくなってきています。フィッシングメール、フィッシングサイトに情報を入れてしまって利用されたり、クレジットマスターという特殊なソフトで、クレジット番号の16ケタの数字と有効期限の数字をランダムに入力していって当てていく手法だったり。もしかしたら、お客様のカードがそちらに引っかかってしまった可能性があります」
(えっ、何?クレジットマスター??)
「アマゾンの自分のアカウントでは、購入履歴としてカード使用の記録は載っていませんが?」
「恐らくですが、第3者のアカウントからお客様の情報が登録され、買い物がされています」

クレジットマスターという言葉は初耳でした。
ネットで見つけた三井住友カードのWeb情報によると…
クレジットカードと紐付けられている番号は”ISO/IEC 7812”と呼ばれる規格と”BIN”と呼ばれる銀行識別番号によって生成されているため、ある程度の目星を付けてクレジットカード番号を生み出し、セキュリティコード、有効期限と組み合わせて何度もテストをすることで番号の割り出す手口といいます。

よって、今回の爺のようにカードそのものは手元にありながら、知らないうちにクレジットカード番号が割り出されてしまいます。そして、多くのケースは、カード番号と有効期限の入力しか求められないネットショッピングサイトなどで悪用されてしまうとのこと。
アマゾンってそうだったっか?
恐ろしいのは、さまざまな防止策を講じていたとしても、クレジットマスターの被害に遭うことが避けられない場合も、とも。

カード会社の担当者との30分ほどのやり取りは以下の会話で終わりました。
当方「私のパスワードが漏れて、悪意の第3者が知っている可能性は?」
先方「念のため、ID、パスワードも変えた方がよろしいかもしれません」
ID、パスワードの変更と、他のクレジットカードも含めてセキュリティのチェックにさっそく着手することにしたのでした。

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