訓練スタート

パソコン

5時起床

昨日、補欠合格した東京都の公共職業訓練「Webクリエイター養成科」の入校式があり、本日から講義開始です。
受講生活なんて大学時代以来のこと。
台風が徐々に接近してきていて、天気予報では本日は大雨-。
だんだん暴風雨が激しくなってきて、午前3時ごろには物音で目が覚めてしまいました。

自宅から訓練施設まではゆうに1時間半以上かかる「遠距離通所」なので、交通機関が乱れないか、早めに出かけようかなどと考えていたら眠りにつけなくなって、うつらうつらの状態に。
講義開始は10時からですが、それでも5時過ぎには起き出し、手早く朝食を取って、筆記用具やらノートやらをバッグに詰め込み、7時半過ぎには家を出ました。

家近のバス停には、傘をさして待つ人が7、8人ほど。
間もなくバスがやってきましたが、我々が乗り込むと、けっこうな混雑具合に。
10分弱で到着した最寄り駅から電車に乗り込んで50分ほど揺られた後、路線を乗り継ぎまた30分ほど。初日は運よくほとんどの移動区間で座ることができましたが、立ちっぱなしとなると辛い「通所時間」になりそうです。

9時15分過ぎに訓練施設の最寄り駅で下車。
雨降る中、事前に渡されていた地図を片手に順路を確認しながら10分ほど歩くと訓練施設が入っているビルに到着しました。
受講者30人のコースですが、すでに到着している人が数人。
事務局に挨拶をして、自分の席を聞いたところ、特に指定はなく空いているところに座れるとのことだったので、耳目とも感度が落ちてきているので、前から2番目の席を「陣取り」しました。
飲料自動販売機の置いてあるところを聞き出して水を購入、授業開始を待ちます。

若き学友

講義は定刻の午前10時にスタート。
先ずは在校証明書の発行願書が皆に配られ、記入後回収されると、男女2人の講師が自己紹介-。
東京都からWebクリエイター養成の訓練講義を受託した会社の方になります。
男性講師は家電量販店勤務を辞めた後、パソコン教室を開いていたところ、縁があって受託会社に入社、女性講師はPhotoshop、illustratorの使い手だとか。

いよいよカリキュラム「Web・インターネット概論」に突入かと思いきや、学びの雰囲気、モチベーション、コミュニケーションのアップのため、クラスメート30人がそれぞれ自己紹介してください、と講師。その指示のまま、時間無制限の自己紹介タイムとなりました。

30人のうち女性が7割で男性が3割、平均年齢30代半ばぐらいといったところでしょうか。
職歴や、MicrosoftのWord、Excel、PowerPointのほかAdobeのPhotoshop、illustratorの技能レベル、Webプログラミングの経験、趣味などについて披瀝。

皆さんそれぞれ以前はホームセンターに勤めていたり、ドラッグストア、広告代理店、印刷、不動産、EC会社で勤務したり、派遣社員として総務・経理関係で働いていたりしていた人や、ネイリストにホステス、保育士、テレビのアシスタントディレクター、自衛隊員、Webライター等々。
皆さん、若いのですが、さまざまなキャリを持っていて、まさに人生いろいろ…。
技能の方は、Word、Excel、PowerPointを使ったことがある人は多く、会社の広報セクション、EC、印刷会社の勤務者、趣味が写真撮影、イラスト描写、旅行という人はけっこうPhotoshop、illustratorも経験していましたが、Webプログラミング、コードまでタッチしていた方は少ないようでした。

爺も「定年退職した高齢者。記憶力ばかりでなく、目も耳も悪くなる中、最終ランナーとして皆さんについていきます。プログラミングの経験なし」と手短に自己紹介しました。

講義のコマは10時~10時50分の1時限に始まり、11時~11時50分の2時限、12時から12時50分の3時限の後、1時間昼休み。4時限が13時50分からスタートして6時限が16時40分で終了。自己紹介は3時限の12時30分ごろまで続き、残りの20分で「Web・インターネット概論」を学習しました。

ホームページを閲覧する「ブラウザ」の種類によって見え方が違ってくる中、ブラウザシェアのトップはChrome。またスマートフォンの普及拡大によってパソコンの売り上げが減少しているため、画面のデザイン・レイアウトはパソコンよりもモバイル優先になってきている、ことをプログラミングの学習前に念頭に入れておく必要がある、とのこと。

本日午後から地元のハローワークに出向いて職業訓練受講開始の報告・手続きをしなければならないため、4時限以降の欠席を申請しました。

バス代受給は絶望的

地元のハローワークからは、公共職業訓練に合格した場合、公共職業訓練等受講届、受給資格者証、失業認定申告書の3点を持参して来所するようにとの指示を受けていました。
訓練先からこの日もらい受けた公共職業訓練等受講届を手にハローワークへ。
しかし…またもや移動時間は1時間半ほど要します。

しかも、台風はさらに西から東へと移動し風雨が一層激しくなってきました。
ハローワークの最寄り駅から傘をさして徒歩で向かったのですが、傘があおられ、足取りがふらつくほどの強風の中、全身ずぶ濡れにながら歩を進めました。

公共職業訓練担当窓口にエントリー手続きを取ってからおおよそ40分後に呼び出しが。
関連資料3点を提示すると、係の人が「合格おめでとうございます」とお祝いの言葉をかけてくださいました。「今後、訓練が終了するまではハローワークにお越しになる必要はありません。受講手当、通所手当が支給されることになりますが、詳しくはこちらの書類を持って雇用保険給付課へ行ってうかがってください」。

促されるまま給付課へ向かい、書類を受付窓口ポストへ。
今度はわずか5分足らずで呼び出しがありました。
係の人の言うことには…
「今回の雇用保険給付は、前回の認定日から入校日前日までの支給になります」
「今後は訓練期間中の失業認定については、受給資格者証を預かり、訓練校が本人に代わって手続きををするので、認定日はありません」
「給付はこれまでの基本(失業)手当に加えて、日額500円の受講手当が最大40日(2万円)と、自宅から訓練学校までの交通費が支給されます。ただし最も運賃の安い経路になる場合があり、本人申請額と認定額が異なった場合の差額は自己負担となります」

「何か質問があれば」と言うので「申請と認定が違った場合、どこが認められなかったかを教えてもらえるのですか」と尋ねると「違った場合は、文書で自宅に通知が届きます」。「手当の入金時期は」との問いには「訓練校から出席状況の報告が月末締めの場合は、報告を受けてからの処理になりますので、例えば6月分だとハローワークでの手続きが終わる7月下旬、7月中の支給ということになります」とのこと。入金時期がひと呼吸遅れることになります。

渡された資料を改めて見ると、太字で「自宅から2㌔圏内に駅がある場合には基本的にバス代は対象外となります。駅まで歩いていただき電車で通っていただきます」と書いてありました。
バス会社から先日もらって提出した証明書によると、バス停から駅までは1.8㌔!
やはりダメなのかと肩を落としました。
「基本的に」の意味合いが不明ですが、自宅から駅までのバス代は残念ながら出そうにありません。

天候が良好な日は、健康管理も兼ねて徒歩でもいいのですが、通所に片道2時間は要することに。
本日のような豪雨の日の場合は、代金を自腹で払ってバスに乗って行くことに。
いずれにしても、訓練だけでなく、通所時間・金額でも頭を痛めることになりそう…。



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