芝ザクラ咲きました

園芸

母の思い

自宅のアメントウの花が雨に打たれて散り始めました。
紅の見事な花が満開となってからわずか数日のこと、花の命は短くて…。

でも、目を転じると、アメントウを追うように今度は芝ザクラが次々とピンクの小さな花を咲かせています。
ここ数日、春雨が降ることがありましたが、気温はそれほど下がっていなかったからでしょう。
パステルカラーに染まり、春を感じさせます。

昨年亡くなった母は「園芸通」ではありませんでしたが、花木は大好きでした。
まだ元気なころ、年に1、2回ほど私のところに遊びにやってきて、いろんな植物を植えては実家に戻っていったものです。
愚息現役当時は、仕事に追われてなかなか花木に目を向ける余裕などありません。
それでも自宅にいる時に花などが目にとまれば、気持ちが少しでも和らぐだろうとの親心だったのでしょう。

芝ザクラもその一つ。
もう20年も前になるでしょうか、どこからか買ってきて、地植えしてくれました。
株分けなどもしないまま、どんどん根を張り、広げていきました。

刈り込みと目土

芝ザクラは多年草で、冬には枯れ、心配になるほど茶褐色になってしまいますが、春になると勢いが復活します。
病気や害虫などにも比較的強い。
わが家の場合、比較的日光が当たるところに植えて、定期的に水をあげるぐらいですが、生育旺盛です。

しかし、改めてネットで調べてみたら、元気に花を咲かせ続けるためには「刈り込み」と「目土(めつち)」が肝要とありました。

シバザクラ(芝桜)の育て方・栽培方法|植物図鑑|みんなの趣味の園芸(NHK出版)
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茶色くなって枯れた花がらを梅雨の時期までに切るようにして刈り込めば、株が蒸れて枯れるのを予防できるそうです。

心入れ替えて

長年育てていると、株元がはげてくることがあるそうです。
茎が地表面から浮き上がってすき間が見えたら、上から砂を足し入れて茎と地表面を密着させると、茎から根が下りて活着するそうです。

そういえば、母が遊びに来た時には、やってくれていたような記憶があります。

シニアの端くれとなり、時間に余裕ができました。
今年は心を入れ替えて、芝ザクラの花を楽しませてもらった後は「刈り込み」と「目土」に挑戦したいと思います。
来春もかわいらしい花を咲かせてもらえるように…。





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