自宅で検診

健康

DMが2通

先日、自宅ポストにダイレクトメール(DM)便が2通届きました。
送り主を見ても、覚えのない会社。
2通ともA4判の封筒で膨らんでおり、何かモノが同封されているよう。
何だろうと思って開封してみると、退職した勤め先の健康保険組合に申し込んでいた「郵送総合検診」の検査キットでした。

そうでした、そうでした-。
さかのぼること3月の退職時、勤め先健保に保険料を支払い引き続き加入する「任意継続」したため、健保から4月、郵送総合検診の案内があり、利用を申し込んできたのでした。自宅で検体を自分で採取、検査会社に郵送して健康状況をチェックできる容易な方法で健保が費用の全額を負担してくれるというので。

案内では①便潜血反応による大腸がん検査②胃がん(ピロリ菌)検査③胃がん(ペプシノゲン)検査④子宮頸がん検査⑤肺がん検査⑥歯周病リスク検査-のうち2つまでが受診可能というので、これまで受けたことがなかった歯周病リスクと、10年近く前に一度除菌したもののピロリ菌の2検査を希望。
その2キットが、健保提携のセルフケア会社からDM便で送られてきたというわけです。

歯周病リスク検査

歯の周辺に細菌が侵入し、歯肉炎を起こして周辺組織を破壊していく歯周病-。
同封資料によると、このキットで歯周病の原因菌の活性度が分かるそうです。

重度の歯周病に影響があると言われている3菌種はトリプシン(消化酵素)によく似た共通のトリプシン様酵素を作り出します。このトリプシン様酵素はBANA基質を分解することができ、BANA基質を分解する強さを測定することで、歯周病原因菌の活動状況を知ることができます。

ちなみに、基質とは酵素の作用を受けて化学反応を起こす物質のことを指すそうです…。

難しくてよく分かりませんが、検査キットの使い方はいたって簡単。

起床直後に、スポンジ綿棒の表裏で舌の表面をふき取るようにぬぐい、その綿棒を抽出液が入っている容器のフタを開けて中に差し込み、10回ゆっくり回わすだけ、です。
後は、容器のフタを閉めて、採取日と氏名を書き込んだラベルを貼ります。

朝の採取が難しい場合は、歯磨き後および食後2時間以上開けてから検査してください、としています。

後は、同封の受付票にある質問にチェックを入れます。
受付票の質問は5項目。
①歯周病検査を受けたことはありますか②歯周病の治療を受けたことはありますか③過去1年に以下の疾患(誤嚥性肺炎、糖尿病、骨粗鬆症、関節リウマチ、心臓・循環器系疾患、メタボリックシンドローム、アルツハイマー型認知症、早産・低体重児出産)について、医師に指摘されたことはありますか④たばこを吸いますか⑤家族に歯周病と診断された方はいますか
何やらアンケートみたいな内容ですが…。

検体と受付票を返信用封筒に入れて投函。
検査は別会社が行い、検体受領後、約2週間以内で結果をお知らせするとし、歯周病の原因菌の活性度が高ければ「歯科医院で治療することが大事です」と。

ピロリ菌検査

もう1つのピロリ菌検査の方は-。
以前受診したピロリ菌検査は、小さな袋を口に当てて風船を膨らませるように空気を吹き込んで行った記憶があるのですが、今回は採尿による検査でした。

同封資料によると…

ヘリコバクター・ピロリ菌は細菌の一種で、経口感染するといわれています。
感染すると、アンモニアを合成し胃酸を中和して胃の中に住みついてしまいます。このため一部の方は、胃酸の分泌が高まり、胃を守っていた粘膜が胃酸に侵され、胃炎や胃潰瘍・十二指腸潰瘍を引き起こしたり、萎縮を経て胃がんまで進行したりすると考えられています。
発症年齢は40歳代から増えはじめ、50~60歳代はピークとなります。日本人の2人に1人がヘリコバクター・ピロリ菌に感染しているといわれています。

検査方法は、試験管状のプラスチック製の器を使って採尿するだけ。
歯周病リスクの検査と違い、採取時間の指定は特になく、昼夜いつでもかまわないようです。

こちらの受付票の質問も5項目。
①家族(血族)に胃がんに罹った人がいますか②過去1年に以下の症状(胃痛、胸やけ、吐き気、嘔吐、胃潰瘍、十二指腸潰瘍)があったり、医者に指摘されてことがありますか③過去半年にピロリ菌の除菌治療を受けましたか④たばこを吸いますか⑤アルコールは飲みますか

喫煙の有無については、歯周病ならびにピロリ菌のいずれの検査でも聴かれているので、何かしらの影響があるんでしょうね…。
こちらも検体と受付票を入れて返送。
ピロリ菌の検査結果も約2週間で知らせてくれるようです。

どちらもクリアできますように!

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