能力・専門性
本日のWebクリエイター養成科の講義は、プログラミングではなく自己分析について。
就職にはWebクリエイターとしてのテクニカルな能力だけでなく、働く職場の仲間とのコミュニケーションが不可欠で、そのためには先ず己を知ってもらうのが目的とか。
自己分析ワークシートなるものが配られました。
ワークシートには「会社選びのこだわり」と「ライフスタイル」についての設問が2つ。
いずれも回答が用意されていて、その中から印をつけたり選んだりする形式です。
「会社選びのこだわり」では、会社を選ぶ際に重視する点として、「ステータス・地位」「給料がいい」「大手である」等々34項目が列挙されていて、それぞれについて「特にこだわりたい」と思うなら◎、「こだわらない」なら○、「どちらでもいい」」なら△、「まったくこだわらない」ならば×を付けていきます。
さらに、その中から絶対譲りたくない点を3つに絞ってその理由を記述します。
ズラリと並んだ項目に目を通して選んだのは①自分の能力・専門性が活かせる②企業の社会貢献度が高い③実力主義-。
それぞれ理由は①持っている能力を発揮できる職・職場であれば充実感を得られる②働き先の仕事の社会貢献度が高いことはやりがいがあるし、そうした企業は自ずと持続・存続可能性が高い③学歴・年齢・性別といった〝壁〟を超えた企業であれば、職場のモチベーションがアップして働く環境にプラスになる-などと記しました。
講師がその場で受講生の回答結果をリサーチ。
その結果、最も多かったのは「やりたい仕事ができそう」「休日が多い」で、いずれも13人でした。
やりたい仕事の内容がしっかりとイメージできている人と、私生活を重視したいと考える人が同数というのが興味深い…。
次は「福利厚生がしっかりしている」「給料がいい」で、いずれも11人。
現実・実利的な回答に納得…。
その後に続いたのが「自分の能力・専門性が活かせる」の10人でした。
予想はしていましたが、やはりステータス・地位、大手であることはあまり関係がないようです。
チャレンジング
もう一つの「ライフスタイル」の問いは-。
自分が望む人生・ライフスタイルとして「好きなことができる生活」「安定した生活」「趣味のある生活」等々30項目が用意されていて、これはと思うものにチェックします。
似たような項目もあるのですが、こちらの方は「健康的な生活」「自分の能力が発揮できる生活」「チャレンジし続ける生活」の3つに印。
人生100年時代といわれるようになりましたから、これから生き抜いていく上でやっぱり最も大切なのは健康でしょう。仕事で健康を損ねては何にもなりません。自分の能力が発揮できればストレスレスな生活につながりますし、チャレンジし続けていれば若さを保てだろうと考えた次第。
さらに、年齢とともにしぼんできていることを自覚しつつも「刺激に満ちた生活」「人と違う生活」の2項目に「追っかけ」チェックしました。
人生にはスパイスが必要、人と同じじゃツマラナイないということで…。
さて、クラスメートはというと…。
最も多かったのは「好きなことができる生活」(24人)で、それに「趣味のある生活」(23人)「ゆとりある生活」(21人)「健康的な生活」(20人)「安定した生活」(19人)が続きました。
「仕事中心の生活」「尊敬される生活」「模範となる生活」はゼロ。
皆さん、しっかりと自分のライフスタイル像を持っています。
「人と違う生活」を挙げた爺1人でした…。
講師によると、受講生の年齢層、男女数等によって回答は違ってくるものの、上位にランキングする項目はほぼ同じだそうです。
どうしたものか…
クラスメートの最多回答の通り、「やりたい仕事ができそう」で「休日が多く」「給料がいい」会社で働いて、「好きなことができ」て「趣味のある」「ゆとりある」生活を送ることができれば最高です。
が、そうはいかないのが現実というもので…。
以前、受講したハローワークの出張セミナーの時を思い出しました。
あのときの講師の言葉は-。
「仕事内容、賃金、就業の場所や時間のほか正社員・パート・アルバイト・派遣といった就業形態、休日等のうち、自分が譲れない条件を絞り込んだ上で求人票を〝点数化〟してみてください」
「直感でもじっくり検討してもいいのですが、何点以上なら応募すると決める。自分の条件を100%満たす求人に出会えることは少ないので、70点ぐらいをめどに求職してもらったらいいのでは」
求職・会社選びの条件が70点めどなら、バランスからいって、ライフスタイルの方も70点めどいうことになるでしょうか。
あらためて自分の回答はというと…。
会社選びは「自分の能力・専門性が活かせる」「企業の社会貢献度が高い」「実力主義」が基準。ライフスタイルは「健康的で」「自分の能力が発揮でき」「チャレンジし続ける」を基調に「刺激に満ちた」「人と違う生活」ということに。
ワークシート上は答えが出たものの、自分の能力・専門性って何だろうかと…。
さてどうしたものか…。