見た!!七変化

旅行

太陽との共演

富士山の麓でのキャンプ2日目-。
5時過ぎに起床。
キャンプ場内を散策中に富士山の左裾野の途中辺りがなんとなく明るくなってきたなぁと気付いたのが5時半過ぎ。
折りたたみ式のテーブルと椅子をセットするなどして朝食の準備に取りかかりつつ、チラチラその変化を追っていると、日の出の瞬間を目にするチャンスに巡り会いました。

陽の光が徐々に漏れ出したのが6時1分。
太陽が顔をのぞかせたのは午前6時2分。
そうかと思ったら30秒も経たないうちにものすごい光量を伴ってむき出しに。
あっという間の出来事!気温が上がっていくのも感じます。
うかつにも日の出の時刻を昨日調べていなかっただけに、未明のオリオン座との共演に続いて早朝の太陽との共演も目の当たりにでき、本当にラッキーでした。
この間、富士山を観察していましたが、太陽の位置、空の色、雲のかかり具合によって見え方は違ってきて、まさに7変化といったところ。実際は7変化どころでなく、2度と同じ姿を見ることはできないのではないかと思うほど、刻々と表情を変えていく様は見ていて飽きさせません。

さて、この日の朝食のおかずはキャベツ炒めに目玉焼き。お米を炊いて、さらには昨日食べようと思っていた海鮮チヂミも炭火焼きと一緒にいただくことに。

ご飯は妻がメスティンの飯ごうで炊いてくれました。
米1合を水でといで、30分間浸け置きした後、卓上ガスコンロで火にかけます。
中火で15分ほどしたら飯ごうをタオルにくるんでひっくり返し、蒸らすこと約10分。
蓋を開けるとほかほかの炊きたてご飯のできあがりです。
その後、フライパンでおかずを作り、味噌汁は袋入りのインスタントもので。

爺は海鮮チヂミの担当。
昨日に続き、炭火を起こして、直接網の上であぶり焼き。
冷凍物だったので、初めは水分が多めでしたが、炭火効果でカリッとそれなりに小麦の香ばしさを味わうことができました。
2人で顔をつきあわせて「半世紀ぶりのキャンプ料理にしてなかなかの出来栄え」と自画自賛-。

鳴沢村、河口湖へ

朝食後は付近をドライブしようということになり、近くの「道の駅 なるさわ」へ。
キャンプ場から距離にして20㌔ほど。
道の駅のご多分に漏れず、地場野菜の直売所が開設されていて、富士山の麓の鳴沢村で採れたさまざまなものを販売していました。
妻はだいたいこの手の直売所に突入すると、ゆっくりと20~30分かけて巡回して2、3品をゲットするのが習わし。
入るやいなや中玉トマト、ピーマンを手に取って物色を始めました。

私はというと、直売所隣の軽食堂の前で風にハタハタとはためいている「富士桜ソフトクリーム」の旗を発見。
当該道の駅の人気ベスト2とかで、富士山麓に自生する「フジザクラ」の実から作ったシロップを混ぜ込んだピンク色、ほんのりサクランボ味が特徴という甘味をいただきました。

ぶらぶらしていると、地下300メートルからくみ上げているという富士の伏流水「不尽の名水」を無料提供している水場があったので、これでコーヒーを入れたりキャンプ飯作りの際に使ったりすべく、車に積んでいた小さめのタンク容器をそそくさと持ってきて、入れたりしていました。

そして妻と合流すると、道の駅と同じ敷地内にある「なるさわ富士山博物館」に立ち寄りました。
上空から富士山の山頂や麓の自然の様子を映し出したシアターコーナーや、富士山内部のマグマや地下水の流れを透明な模型で見える化したコーナーがあり、富士山が噴火してできた経緯や歴史、周辺環境への影響を知ることができました。

この後、いったん道の駅を出て、河口湖へ向かって湖畔を散策したのですが、日差しが強いため、早々と撤収。再び「道の駅 なるさわ」まで戻って、今度は隣接して建っている「富士眺望の湯 ゆらり」へ。
ちょうどお昼時となり、昨日シャワーを浴びたっきりだし、本日もけっこう歩き回って汗もかいたので、スマホで日帰りのスパ施設を検索したところ、霊峰富士の雄大な絶景を見ながら温泉を楽しむことができて、しかも山梨県の食材が味わえる食事処も備えている「ゆらり」がヒットしたので、ここはやはり行くっきゃない、ということに。

HPによると、地下1,000メートルから湧き出るミネラル成分豊かな本格的天然温泉で、パノラマ風呂に高見風呂のほかサウナ、炭酸泉といった16種類の湯がウリ。しかも入泉料(大人1,400円)と食事1,000円分とデザート(ソフトクリーム)がセットで2,300円というWeb平日限定プランにロックオンとなりました。

内装もきれいでお土産どころなど施設も充実。
富士山をながめながら2人とも1時間かけて地元温泉をゆっくり、じっくり楽しむという贅沢なひとときを過ごせました。
昼食ですが、爺はやはり山梨の郷土料理「ほうとう」、妻はなぜか「ラーメン」を注文、ソフトクリームはそれぞれ「ハチミツきな粉」と「ラムネ」をいただきました。

乾杯そして「富士山に乾杯!」

近くのコンビニに立ち寄って夕食用のアルコールとクラーボックスを冷却するための氷などを購入後、「ふもとっぱら」へ戻ったのは16時ごろ-。
まだ明るいうちに明日のテント撤去にそなえようと、少しずつ準備を進めることに。
妻は施設売店から1枚100円のゴミ袋を購入してきて、昨日からのキャンプ料理で生じているゴミの分別・分離を始めました。

一方、当方は昨日から3度目の炭火を起こして、昨日スーパーで購入した炭火焼きの鶏肉の袋を開けて夕食の一品作り。加工済みの真空パックだったので、妻の考えもあって直焼きではなく、アルミホイルで包んで蒸し焼きに。
千切りキャベツも焼き肉のタレを少々かけて、同様にアルミホイルに包んで、並べて火にかけました。結果、よく3度目正直といいますが、まずまずの調理レベルに達することができました!?
昼にお腹いっぱいいただきましたので、夕食はこれだけ。

コンビニで購入したビールで2人で乾杯して開宴-。
昨日から今日にかけてのキャンプ体験を振り返ると自ずと杯が進み、妻が施設内売店でゴミ袋購時についでに買ってきてもらった「富士山に乾杯!」なるオリジナルビールで再度乾杯!!

今春定年退職した爺の今後の身の振り方についても話題の一つ。
日没と同時に鶏肉、キャベツとも完食して、床に就くことに。

未明にはまた違う富士山を見ることができますようにと願いつつ…。

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