模擬面接
昨日はハローワークの出張セミナー後、東京しごとセンターの職員による出張セミナーも実施。
午後は公共職業訓練を都から受注している会社による面接のポイント講話がありました。
面接試験があるのは応募書類では分からない人柄とやる気をみるため。会話を通じた受け答えから「つらいことがあっても頑張れるか」「他責にしていないか」を測っているとして、面接の流れと対応について熱く、事細かく説かれました。
面接官の部屋を訪ねる際は、ノックはゆっく目に3回たたき、入室を促されたら「失礼いたします」と言って、ドアを開けてまず面接官を見る。両手で丁寧にドアを背中を面接官に向けないように閉めた後「よろしくお願いいたします」と挨拶する。
面接の席へ移動するときは、背筋を伸ばして席の左側に立ち「〇〇と申します」「面接の機会をいただき、ありがとうございます。どうぞよろしくお願いいたします」と再び挨拶する。着席を促されたら「失礼します」と会釈。深く腰掛けず、男子は手を軽く握り、膝の上に置く。女子は膝の上に手を重ねる。
面接時は「姿勢」と「笑顔」と「アイコンタクト」に注意し、答えに詰まった時は「申し訳ありませんが、すぐにはお答えできません」「少し考えさせていただいてもよろしいでしょうか」などと、猶予をもらってもかまわないとしています。
面接終了後は、「本日は誠にありがとうございました」とお礼を述べてお辞儀をし、椅子の横でも「失礼します」と言って深く一礼。ドアの前まで行ったら、振り向いておじぎをし「失礼します」と再度挨拶と一礼。ドアを両手で丁寧に開けてさらに去り際に「よろしくお願いします」と言って面接官をもう一度見る。
ことほど左様に、講話の後、受講者30人全員が「模擬面接」を受け、一人ひとりつぶさに指導。
爺は、ドア開閉時の所作と面接時の姿勢がよろしくなく、胸を張るようにと指南を受けたのでした。
ベタで地味な履歴
本日は履歴書と職務経歴書の作成方法を受講。
履歴書を書くのは、大学卒業後の就職活動以来、おおよそ40年前ぶりのこと。
昨日のハローワークの出張セミナーのときに厚生労働省職業安定局の資料が配られたので、それを参照することに(ハローワークインターネットサービスからダウンロードできます)。
冒頭の氏名、住所、連絡先、学歴、職歴欄にはいずれも事実をそのまま記載すればいいのですが、学歴は国内大卒のみで留学などの経験は無し、職歴も終身雇用よろしく関連会社への出向はあったものの1社のみと、自分で書いていて、面白みがないベタで地味なキャリアだなぁと…。
とても他人との差別化は難しいとの印象です。
その後には免許・資格以降の項目等-。
免許、資格は応募先企業に対するアピール力が高い順から記載するようにとのことですが、普通自動車第1種免許に大型自動二輪免許、小型船舶免許ぐらいしか思い浮かびません。中学か高校時代に取得した英検2級なんてほとんど意味はないでしょうし…。
ただ、免許・資格は持っていないものの、活用できる「技能・技術」を持っている場合は、特技欄などで記載してよいとのことなので、今回のWebクリエイター科で習得予定のスキルを書くことにしました。
志望の動機については、なぜその会社を選んだのか、自分のどんなところを仕事に活かせるか、どんな仕事をして会社に役立ちたいか、という点を絞り込んで記載する。そのためには、求人票の内容や商品、広告、ホームページなどをよく見た上で、記載内容を検討することが大切、としています。
アピールポイントは、自分に応募先企業の仕事をこなせる能力や適性があることを、自分の性格や行動特性などが現れたエピソードを示すと効果的。「貴社で学びたい」「充実感を得たい」等の個人的、一方的な希望・事情を記載してもアピールにはなりにくい、とのこと。
職務履歴書8パターン
もう一方の職務経歴書は初めての作成になります。
昨日受講したセミナーでもらった「職務経歴書の作り方」に手順が書かれています。
先ずは職務経歴の振返り-。
勤めていた会社の事業内容、従業員数、所属部署・部下の人数、どんな内容の仕事でどんな成果を挙げたかやプロジェクトやイベントの経験、受賞歴などを書き出す。
職務以外でも同業者の勉強会や異業種交流会のほかPTA、町内会役員、ボランティアといった社会活動の経験、さらに取得資格、パソコンスキル、語学力、活かせる技術・技能・知識、人脈等も探してみる。
そして「能力」「長所」「強み」の整理-。
積極性、粘り強さ、協調性、責任感といった性格や行動特性、交渉・行動・発想力といったビジネス能力、どのように応募先企業に貢献したいかといった仕事への姿勢や意欲等を見つけ出す。
また、記載する際はこれまでの職種を踏まえた記載例8パターン紹介しています。
①同じ職種への転職の場合
自分が経験者として即戦力なることを説明することが最大のアピールポイントなるので、前職の内容や実績、身についけた知識・能力を具体的に分かりやすく記載する。
②異なる職種への転職の場合
未経験者と扱わることになるので、なぜ異業種へ転職するのか、応募先の職種・業種を理解しているか、仕事をこなせる能力・適性があることを説明する。
③転職が多い場合
転職によって能力の幅が広がったこと、それぞれの勤務先での実績、いろいろな分野に興味があり好奇心が旺盛であることを説明しつつ、勤続していきたいことをアピールする。
さらにパターンは続きます。
④派遣就業していた場合
専門的な知識や能力がアピールポイントになります。社員として働くことについても応用・活用できる要素があることに注目し、派遣の仕事の内容をよく分析して、応募先企業で生かせそうな要素を探し出す。
⑤アルバイト就業していた場合
実務経験や能力によって責任ある仕事を任されることがあり、社員として働くことについても応用・活用できる要素があることに注目し、アルバイト・パートの使途後の内容をよく分析して、応募先企業で活かせそうな要素を探し出す。
⑥職歴でアピールできる要素が少ない場合
自分の適性や潜在能力、将来性をアピールしてみる。自分の興味分野や行動特性、性格が応募職種を遂行するに当たって向いていることなど。学生時代の活動や社会活動で適性をアピールする方法もある。
⑦同じ会社で長く勤めていて転職する場合
身につけてきた能力や知識、経験のうち、他社でも通用したり応用できたりする要素を探し出す。
⑧職歴が短い場合
ビジネスマナーや基礎的な実務能力を身につけたこと、仕事の意欲や姿勢が高いことなどをアピール。短期間で退職した理由について、採用担当者が納得のいく説明をする。
爺はパターン⑦に該当。
前職経験を振り返り、つらつらと書き綴ったのでした。