実現できそうなこと
公的職業訓練(ハロートレーニング:ハロトレ)のWebクリエイター養成科を8月末で〝卒業〟して以降、スマホにかかってくる幾人かの旧知の方から相談を受けたり、こちらの今後の身の振り方について相談に乗ってもらったり。
そんなゆる~い毎日を過ごしていましたが、妻の視線が日増しに厳しくなってきているのを感じます。
そろそろ身の処し方を決めなければ…。
ここのところ、再就職や起業に関する本を読んだり、Webや動画を見たり聞いたり。
再び会社勤めをするのか、それとも起業するのか。
二者択一のときです。
会社勤め・宮仕えとなれば、福利厚生面での心配はなさそうですが、コロナ禍でテレワークを導入した会社も最近はリアル出社が復活させているケースも多いと聞きますから、現役時代同様にバスや電車に揺られて毎日通勤することが想定されます。
それはもうノーサンキューかなぁと…。
働き方は多様化していてパート・アルバイトの道もありますが、60歳超の人材など果たして求められているのか疑問です。
一方、起業となれば、拙いながらもこれまでの経験を評価してもらえるパートナーさえ見つかれば、時間や場所に制約されることなく、また一定程度対等な立場で新分野にも挑むことができそうです。
株式会社ではなく、個人事業やひとり起業であれば…。
ただ、開業届から税金の申告、国民健康保険の納付といった煩雑な手続きを自分で行わなければなりませんし、仕事を創りだして自己管理していく必要があります。
そう考えると不安、憂鬱ではあります。
宮仕えにしても起業するにしても、いったい自分に何ができるか-。
ちょっと大きく構えてみて、株式会社でいうところの「事業内容」を列挙してみることに。
あくまでも「実現できそうなこと」ですが…。
- メディアエディティング:紙媒体やWebの記事コンテンツの制作・編集
- ネットワーククリエーション:ビジネスに有効な人脈ネットワークの構築
- PRプランニング:効果的な対外宣伝の計画
- ブランディング:会社、組織体の特長創造
- コンサルティング:総合的な相談、ソリューション対応
夢想ループ状態に
そんな中、ある団体から8月下旬、会員向けの機関誌の編集者を探しているとの相談事を受けたのですが、その後も何度か連絡が入り、業務委託という形で当方をも視野に入れていただいているという話になり…。
すると、還暦を契機に起業して新しいことに挑戦してみようという気持ちが次第とムクムクと大きくなってきました。手にとったり目にしたりする情報は、知らず知らずのうちに会社や組織への再就職から個人事業を開始する方法へ。
開業届の提出先や時期、白色申告と青色申告の違い、所得と経費の関係についてとか…。
さらには起業前に準備しておいた方がいい項目など。
屋号は仕事の内容が分かるようにとか、ロゴは印象的なものにとか、名刺は早めに作成すべきとか…。
そのうち、一種の夢想状態に。
屋号は自分の氏名の一字でも取って、起業の趣旨が一目瞭然のコンパクトなものにしよう。
やっぱり、和名?いや、スマートに英名?はたまた漢字、ひらがな、カタカナ、アルファベットそれとも組み合わせもアリ?
ありきたりな「PR」「コンサル」といった名称はNG。
これなら!と浮かび上がったものの、すでに同名の会社が存在していたりして。
もちろんそれでもいいのですが…。
ロゴは名刺やホームページを作る際には欠かせません。
屋号に勝るとも劣らないほど重要です。
デザインは手堅さや几帳面さを表すには四角形?仕事が丸く収まるようにとの思いからすると円形?
カラーはとにかく目立つことが優先か、それとも落ち着いたイメージ重視か。
自分の出身大学のカラーでもけっこうイケるかも、なんて…。
株式会社なら社長だけど、個人事業主、ひとり起業であれば社長はありえない。
それでじゃ代表?それとも代表者?
そもそも1人しかいないのだから、肩書・役職なんて不要なんじゃないか…。
いろんなことが思い浮かんでは消え、消えては思い浮かんでくるといった感じ。
もう「夢想」のループ-。
でもこれが意外と面白く、けっこう楽しかったりして。
名刺も試作
何となくイメージがぼんやりと見えてきたので、名刺も試作してみることにしました。
もちろん自宅プリンターを使っての自作品です。
久しぶりにWordを使って。
Wordには名刺作成用のテンプレートが幾つか用意されているので、とりあえずそれを利用することにしました。
連絡先のスマホの電話番号とフリーメールのアドレス情報のほか、これまでの経歴を「Career」、手掛ける事業内容を「Project」として盛り込んで。
テンプレートデザインはそのまま生かしつつ、色調やテキストの大小、ロゴ挿入等々いろいろと編集加工してみました。
散歩がてらにご近所のセリアまで行って、名刺用用紙を見つけました。
購入したのはテンプレートBANK製のA4判の名刺用紙「BUSINESS CARD PAPER」(10枚入り、税込110円)。
1枚当たり10枚分の名刺が印刷、作成できます。
切り口がキレイな「マイクロミシン加工」採用とあり、ミシン目に沿って2、3度互い違いに織り込むとスムースに名刺の大きさに切り離れました。
試作名刺を手にフム、フム。
すでに気分はもういっぱしの「起業家」なのでした。