六十の手習い
今月60回目の誕生日を迎え、還暦に。
勤め先のルールでは60歳をもって定年退職となります。
「人生100年」と言われるようになりましたが、健康で体の自由がきく健康寿命がいつまで続くか分かりません。継続雇用という選択もあったのですが、このまま会社に残り、ズルズルと同じような仕事を続けるよりも、ここでいったん区切りをつけて、生き方を再考してみようかと。
根が無精なものですから終日ボーっと過ごしかねないので、生活にメリハリをつけるために六十の手習いとしてシニア目線でブログを書こうと思い立ちました。
湯河原で神頼み
何と!妻が退職記念に湯河原の温泉宿を1泊2日で予約してくれました。
ありがたいことです、ホントに。
何でも、宿の近くには梅林あり、ハイキングコースありということで、気持ちの切り替え(マインドリセット)にはうってつけです。
二人して車で出かけることに。途中、小田原市の西湖バイパス石橋IC道路の「石橋」が大渋滞していて、抜けるのに小一時間ほどかかってしまいましたが、15時過ぎに宿へ到着しました。
フロントの方の強いお勧めがあり、さっそく温泉風呂へ向かいました。
泉質はナトリウム・カルシウム・塩化物・硫酸塩含有で、見た目は透明、においもないですが、しっかりと体が温まりました。
夕食までまだ間があったので、付近を散策することに。
宿に向かう途中に見つけた五所神社までとぼとぼ歩いていくとおよそ10分ほどで到着しました。
推定樹齢850年とされる立派なご神木が目を引きます。
天照大神はじめ五柱が鎮座され、地元で長寿長命の神、湯の産土神として拝められているパワースポットです。
神社敷地内には大黒天、恵比寿神といった七福神の石像も配置されています。
ここぞとばかり「二拝、二拍手、一拝」し、わが行く末にご加護を、とお願いいたしました。
つくづく身勝手ですなぁ…。
どうぞお許しください。
サプライズプレゼント
宿に戻るとほどなく夕食の時間。
鮮度抜群、プリプリのお刺身と鉄板焼きの牛肉がメインのごちそうです。
さっそくいただこうかと思っていたら、嫁が「ちょっと待って、その前に…」との声。
「どうしたの?何?ナニ?」
すると、バックの中から取り出しのは、ナントのし袋!
袋には「御祝」「これからもどうぞよろしくお願いします」との筆書きが。
温泉宿のプレゼントに加えて、金一封の御祝のサプライズに、ただただ感謝、感激するのみ…。
「こちらこそ、今後ともよろしくお願いいたします」…です。
妻のさらなる大盤振る舞いでスパークリングワイン「プロジェクト クワトロ カヴァ」で乾杯しました。
飲み物メニューの解説によると、カヴァはスペイン原産で4種のブドウが織りなすコク、切れのある飲み口で長い余韻が漂います…と。なるほどクワトロはスペイン語で数字の「4」のことなので、4種はマカブー(40%)、チャレッロ(40%)、パレリャーダ(15%)、シャルドネ(5%)と記してありました。ネット情報では、カヴァはスペイン・カタルーニャ語で「セラー」を意味し、ワインを熟成させる洞窟(Cave)に由来し、製造方法はフランスのシャンパーニュ地方で作られるシャンパンと同様とか。
続く日本酒を適度にとどめ、明日の梅林散策とハイキングに備えます。