ハクサイ全滅
30℃どころか体温超えの猛暑がついこの間まで続いていたのがうそのよう。
わが狭庭に秋風が吹き抜けます。
秋ナスの収穫が終了して朝夕の水撒きも不要となり、爺の役割も減ってめでたし、めでたし。
と、思いきや、芽出たし、芽出たしだった「60日ハクサイ」と「霜知らずキュウリ」に悲劇がー。
7つのミニポットに60日ハクサイの種をまいて、そのすべてで発芽したのが9月3日のこと。
その後の成長ぶりもよかったので、妻こと「お種ばあさん」は害虫や鳥から種を守るためにプランターに被せていた不織布を取って、大きめのモノへと移植。その後は不織布で覆わずに育てていたのですが、これがイケませんでした。
虫食いの被害に遭って、〝全滅〟してしまいました。
どんな輩の仕業か不明のまま、有効な対策を打つ間もなく、被害が徐々に広がってしまって…。
同時期に種をまいた霜知らずキュウリも同様の憂き目に。
こちらはハクサイより一足先に大きめのプランターに定植を済ませていたのですが、8本のうち虫食いの被害から逃れたのは3本だけ。
ガッカリです。
その3本も見るからに元気がありません。
一番背丈のあるものでも1.2㍍ほど。
葉の成長ぶりも色づきも芳しくなく、茎は細くて弱々しげ…。
元気がないというより〝瀕死〟に近い状態?
お種さんの言うことには…
「種まきの時期が遅すぎたか」
「選定しなければいけなかったのにできなかった」
「茎が細く、土から栄養を吸い上げる力も弱そう」と。
ちゃっかり次善策
しかし、お種さんはちゃっかりと次善の策を打っていました。
今朝方、その後の様子をうかがおうと狭庭に出ると、婆さんが追いかけてきて一番奥に置いてあるプランターの不織布をめくると、比較的大きめの葉っぱがお目見え。
「これは?」
「総太りダイコン」
5、6本は育っているでしょうか。
爺は知りませんでしたが、ハクサイとキュウリの種と同じ8月20日にまいていたそうです。
このダイコンは病気に強く、ス入りの遅い品種で、甘みがあり、煮物、漬物、おろしにしても良しとか。
その手前のプランターでは、ニンジンのような、かわいらし気な小さな葉っぱがチョロチョロ…。
お種さんに聞くと「ベビーキャロット」。
ミニニンジンとも呼ばれ、甘みが強く、根がやわらかいのが特長で、ゆでても、そのままサラダの一品としてもいただけると言います。
さらに、別のプランターの不織布をめくり取ると、見たことがあるような芽が…。
何と、60日ハクサイ!!
先週、再度種をまいていたといいます。
お種さん…不屈です。
ただ、これから収穫が見込まれる60日後というと、12月に入っている計算。
2、3日前からぐっと朝晩の冷え込みが感じられるようになったので、果たして大丈夫なのでしょうか…。
アメントウの実
狭庭はすっかり秋の様相。
夏の間、楽しませてくれたアサガオも先週、これが最後かと思われる花を咲かました。
そのときの写真がこちら。
本日現在、すっかり枯れてしまいました。
やはり先週、春にピンクの花を咲かせたアメントウの鉢植えを見たら、ポトリと1つ、実を落としていました。
直径4~5㌢はあるでしょうか…けっこう大きいです。
昨年も鉢の中にコロンと実を1つ落としていたのですが、いつしか〝行方不明〟になり、鳥でもくわえて持ち去ってしまったかとなどと思っていました。
「よしっ、今年はこの実を庭のどこかに埋めたらどうなるか、試してみよう」
そう考えて、お種さんに話をしてみたら「あれ、捨てましたよ」と。
何ということをしでかしてくれたんでしょう。
昨年も同様のことが行われていた可能性が出てきました。
「あぁ〝魔の手〟が及ぶ前にちゃんと拾っておけば…」
今も悔やまれます。