組長、町内会総会に出席す

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決算ならびに予算を承認

私こと、この度組長に就任いたしました!!
といいましても、地元町内会の話-。

組長は1年任期の輪番制で、9年に1度の頻度ひんどで〝忘れたころ〟に巡ってきます。
爺が所属する町内会は6つの地区に分かれており、「地区」ごとにその傘下に「班」がいくつかあり、さらにその班の傘下に「組」がいくつかあるというピラミッド型の構成。
総勢約2,500世帯(6地区>35班>224組)と、けっこう大きな規模です。
爺は224組のうちの1つの組長となり、自分を含めた9世帯を束ねることに。
その責任たるや重大のような…それほどでもないような…。

この日の午後、最寄りの小学校の体育館で、年に1度の町内会の総会が開催。
総会には各組長が原則参加し、前年度の事業内容・決算承認と今年度の事業計画・予算案等を承認することになっています。
組長の爺を単身で行動させては危険極まりないので、婆に〝護衛〟を命じ、よくよく説得の上、2人して行ってまいりました。

体育館に入ると、町内会長はじめ役員の面々、そして組長たちが集いつつありました。
100人ほどでしょうか…。
この日は晴天。気温がぐんぐん上昇し、冷風機が設置されているものの、館内はムシムシの状態。

並べられていたパイプ椅子に腰かけていると、間もなく総会が始まりました。
会場入り口で手渡されていた議案書をパラパラとめくっていると、令和5年度決算のページが。
見ると、収入・支出とも約1,900万円とあります。
前回組長を務めたのは9年前のことなので、その時の金額はすっかり忘れてしまっていたのですが、その多額さに驚いてしまいました。

役員の方々がそれぞれ担当の部門の決算に関してご報告。
支出で一番多かったのがレクリエーション費の約240万円で、ウォーキングや盆踊り大会のほか親睦を深めるためのバス旅行も実施されたとのこと。
このほか、サークル活動への助成やカラス対策が施されたゴミ箱設置、公園清掃維持費に敬老祝い品そして町内会だよりの発行等々…実にきめ細かな活動が日々展開されているのだと思い知りました。

決算書が承認されると、令和6年度予算書(案)についても報告。
昨年度とほぼ同程度の規模ですが、こちらも賛成多数で承認されました。

重要ミッションは完遂

町内会の日々の活動やイベント等については、大どころの役員が中心となって取り仕切ることになっていて、実は私のような〝末端組長〟の重要なミッションは他にあるのです。
それは同じ組に所属する組員一人一人からの町内会費徴収と、総会出欠票の集約の二つ。
すでにこの「二大ミッション」は着手、完遂済みです。

町内会費の徴収は、ご家庭にうかがってお金をいただくだけの単純な作業、ではありません。
1年分を一括で支払っていいたけるかどうか?
それによって、組員一人一人にお渡しする領収書の金額そして釣銭の準備が必要となります。
ジャラジャラの貨幣を、〝最悪〟の場合を想定して、わが家以外の8軒分を事前に用意しておかなければなりません。

もとより、組員の方々は仕事をされていますので、集金のタイミングが悩ましく…。
休日に訪れたら迷惑に思われないか?
平日ならば何時ごろにうかがえばよいか?
各家庭の状況や予定を事前に想定・把握しておかないと、当方は何度もお宅に足を運ばなければならない事態に陥りますし、先方も煩わしく感じてしまうでしょう。

そのような重大で煩雑なことを、あろうことか、今春からフリーランスの身で時間的に余裕があるはずと、妻は私に単独ミッションとして命じたのでした。
加えて、年に1回の町内会総会への出欠意向の集約までも…。
組長である夫への表敬もなしに「たいへんですが、やってください」とひと言。
自由気まままわが身が一転災いし、不遇の身に。
抵抗むなしく、皆さんから集金をした際に手渡す領収書だけは妻が事前に準備することを条件として、独りで集金することになったのでした。

(う~ん、何とかできるだけ省力化することはできないだろうか…)
ひねり出したのは、回覧板の活用です。
此度の組長就任のご挨拶とともに、町内会費1年分の金額を明記の上、町内会費と総会への出欠意向の集約にうかがう日時をあらかじめ決めてお知らせし、それらと集約日時にご不在の場合は改めて個別収集に努める旨の文書を作成。
その文書を回覧板に綴じ込み、集約日の1週間ほど前、お隣のポストに投函したのでした。
回覧板は5日後に、自宅に戻ってきました。

集金時間は、お勤めからの帰宅時間を考慮して平日の19時に。
陽が落ちて薄暗い中、懐中電灯を照らしながら、玄関先でのお金のやり取りには少々苦労しましたが、組員の皆さんのご協力もあって、町内会費ならびに総会への出欠の集約はスムースに運び、実質2日でミッションは終了-。
事前の回覧板作戦が奏功した格好です。

以上の二大ミッション以外の組長の業務といったら、班長さんからひと月に1度の頻度で〝降りて〟くる自治体や町内会の広報誌を回覧板に挟み込んで、組員の皆さんの元にお届けすること。
半ば機械的な作業ですので、すでに山は越えたといえます。

玉ネギ結球

町内会総会は、1時間半ほどでシャンシャンと閉会。
われわれ〝組長夫妻〟が自宅に戻って、取り組んだのは玉ネギの収穫-。

わが狭庭では、今年も種から育てるというこだわりぶりのおタネばあさん(妻)がプランターをいくつも置いて、野菜作りに挑んでいます。
玉ネギは、寒風吹くころからおタネさんが育て上げたもの。
長さ60㌢×幅20㌢×高さ15㌢の直方体プランター3つと、長さ60㌢×幅30㌢×幅30㌢の直方体プランター2つに、丸型(直径30㌢)が1つ。
長方形プランター1つ当たり玉ネギが4~5個、丸型の方は4つほど成りました。
カゴの中に穫り入れ、数えみると、おおむね30個。

大小ばらつきがあり、小さいモノは手のひらに収まるぐらい。それでもしっかり結球していて、素人のプランター作りとしては、まずまずの出来栄えかと。
おタネさんが追肥とか、さまざま面倒をみてたようですから…。

カゴに入れたままそのまま数日間、自然乾燥-。
ころ合いを計って、サラダに使ったり、肉と一緒に炒めたりしていただこうかと思います。

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