まさか!カード詐欺に?

お金

【重要】緊急のメール連絡が…

数日前の出来事-。
スマホに来ているメールを自宅の居間でチェックしていたら、気になる1通が。
(あれっ?)
利用しているZカード会社からなのですが、【重要】マークが付いています。
メールを開けて見ると…

【重要】Zカードから緊急のご連絡
日頃よりZカードをご愛顧賜り誠にありがとうございます。
本メールは、弊社の不正検知システムにより、お持ちのクレジットカードが不正使用された可能性が高いと判断された会員様宛に、緊急でお送りしております。
カードのご利用内容について、至急確認したいことがございますので、Zカードをお手元にご準備のうえ弊社連絡先までご連絡いただきますようお願いいたします。

末尾には電話番号が明記してあります。
(これって詐欺メール?)
今どきは偽メールでフックして、だます例がちまたにあふれていますので、無視して放置していました。

するとその日の午後にはスマホに電話が入り、着信画面を見てみると、見覚えがない番号です。
(あぁ、これはさっきのメールに続いての〝波状攻撃〟?)
メールと同様、電話もスルー。
すると、数分後、スマホ画面に留守録有りのメッセージが表示されたので、一応再生して聞いてみることに。

「Zカード△部のAと申します。Jさまに確認させていただきたいことがございますので、折り返しお電話をお願いいたします。番号は×××-△△△-□□□。朝9時から夜9時まで受付しております。比較的つながりやすい時間帯は11時から18時なりますが、場合によってはつながりにくい可能性もございます。あらかじめご了承ください。よろしくお願いいたします。失礼いたします」

カード会社名と所属そして氏名を明らかにした上での連絡でしたので、詐欺メールではなさそうという思いが強くなって、先に見た【重要】緊急連絡メールの文面を見ると、留守電の内容はほぼ一緒。
メールの中で連絡先として明記されている電話番号を改めて確認すると、留守録で女性が折り返し電話がほしいと伝えてきた番号と同じ×××-△△△-□□□です。
(メールは本モノで、何かトラブルに巻き込まれたか?)
だんだん不安になってきました。

指定された電話番号にかけてみると、音声案内が流れてきました。
「ただいまおつなぎしております。もうしばらくお待ちください」
待っている間、受話器にメロディーが流れていたのですが、30秒も経たないうちに…
「お待たせしております。申し訳ございませんが、ただいまたいへん混み合っております。このままお待ちになられるか、改めてお電話ください」
〝待ちメロディー〟を1分ほど聞いていましたが、ビジー状態に変化はなさそう。
フリーダイヤルではないので、通話料金もかさむと判断し、いったん切ることに。

カード会社と接触かなわず

その後も指定された電話番号にスマホからコンタクトしたのの、音声対応のみで、担当者との会話には至りません。
今度は、ちょうどスマホが〝待ちメロディー〟状態となったとき、自宅の固定電話の方が鳴り出しました。〝二兎〟は追えず、固定電話はやむなくスルーしたものの、結局スマホも担当者までリーチできずじまいに。その後、固定電話の履歴番号を確認してみると、こちらが先ほどからアクセスしようとしている電話番号でした。
(やはり、何か起きているな…)

疑念が確信に変わり、夕刻にかけてスマホから何度も電話しましたが、依然音声による対応で、結局は「ただいまたいへん混み合っております。そのままお待ちなるか、改めてご電話ください」の繰り返し。どうしても、当方に電話をかけてきたAさんと話を交わすことができません。

イライラする気持ちを和らげ、気分を変えようと、仕事関係のメールでもチェックしようと思ってスマホ画面を見ると、また【重要】メールが届いていていました。
メールの受信時刻は、スマホに電話がかかってきたほぼ直後ぐらい。

携帯も固定電話もつながらなかったので、メールを再び送ってきたものと推測されます。文面は昨日のメールと同一でしたが、改めて内容を確認したところ、以下のような記述がありました。
「ご契約のカードは、不正使用の可能性が高いため、すでにカードのご利用を一旦停止させていただいております」
(使用できなくなっているのなら、まぁまずひとまずは安心か…?)
しかし、メールにしろ電話にしろ、カード会社に確認したい気持ちは高まる一方です。
(確認する他の手段はないものか?)
ネットで検索していたところ、カードの裏面に書いてあるフリーダイヤルに電話をしてトラブルを解決したとの情報を見つけました。

(カードに明記された電話番号からつながれば、事実か否かが確認できるし、フリーダイヤルだからお金はかからないので一石二鳥…)
さっそく、カードを取り出して、スマホで裏面のフリーダイヤルにアクセス。
すると、自動音声でこちらの用件を数字で分類し、該当する数字をプッシュする方式での対応でしたので、「身に覚えのない請求、不審なメール」に該当する数字をプッシュして進んでいくと、最後はカードの番号をプッシュ通知せよとの指示。
やや躊躇しましたが、カード裏面に明記の〝公式電話〟だから大丈夫だろうと判断し、カード番号をプッシュ通知してみました。

すると…
「入力に誤りがあります。もう一度番号を入力して♯を押してください」
再度よく番号を確かめながら、入力するも…
「入力に誤りがあります。もう一度番号を入力して♯を押してください」
カード利用の一旦停止措置が取らたからか、先へ進めません。

結局、指定された電話番号にまたまたかける羽目になったのですが、やはり何度トライしてもビジー状態で、この日は徒労に終わりました。

不正使用金額のみ判明

翌日も接続を試みること4回。しかし、いずれもビジー状態でかなわず。
その翌々日は、半ば諦め、疲れ果ててトライ自体を見送り。
そして、カード会社から電話がかかってきてから3日目となる本日もチャレンジしましたが、やはりビジーで、担当者までどうしてもカード会社と直接話をすることができません。
一方、この3日間で自分なりに調べて、判明したことも。

カードを使用した場合、速報版として「カード利用のお知らせメール」が届くように事前に設定にしていたので、速報版メールが届いているいないかをチェックしてみました。
メールボックスに届いているすべてのメールを過去に遡って確認してみたところ…
ありました!!
身に覚えのない利用内容の通知がメールで届いていました。

ただし、速報で分かるのは「利用日」「利用者」「利用金額」の3点のみ。
利用日:10月20日
利用者:J
利用金額:6,△○□円

利用者名は自分の氏名となってはいるものの、利用日、金額ともまったく記憶がありません。
利用店舗名や支払い方法などに関する詳細情報は、後日配信される確定版「カード利用お知らせメール」で確認してくださいとのこと。

金額がそれほど多額でなかったことに安堵し、少し気が落ち着きました。
他方、いったいどんな方法で自分になりすまし、カードを使うことができたのだろう、との思いが募ってきました。
6,△○□円という中途半端な金額も、いったい何に使ったのでだろうと興味が湧いてきました。

速報版メールの末尾には「利用覚えのない、カード利用お知らせメールが届いた」の欄があって、URLが付いていたので、クリックすると「お客様サポートメニュー」なる画面が現れました。
「カードを使っていない日付でメールが届きました」にチェックを入れてみたものの、その先は「インターネットショッピングをご利用の場合」「年会費や自動更新などの利用がある場合」「コンサートチケットなどを抽選で申し込みされていた場合」等々の質問の羅列…。
こちらは、ネットショッピング、年会費や自動更新の利用、コンサートチケット申し込みとも思い当たるフシはありませんが、カードで利用した店舗名すら把握できていないので、それ以上は進むことができません。

不正利用の全体像は依然不明のまま。
連絡先に指定された番号に電話をして担当者と直接話をするしかなく状況に変わりなく、まさに隔靴掻痒の思いです。

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