おタネばあさんの勧め
寒さも日々緩んできています。
妻は起きると朝の挨拶もそこそこに庭へ。
猫の額ほどの狭さのところにプランターを持ち込んで一昨年ごろから野菜を育てていて、水やりと生育チェックに余念がありません。
ここのところの気温上昇に比例して、菜園熱も上がる一方です。
昨年はハクサイやらニンジン、トマトにジャガイモやナス、キュウリ、ネギ…。
小ぶりだったり形が良くなかったりもしますが、「朝採り」の「産地直送」なので、野菜本来の風味を楽しむことができました。
朝食をとった後、妻はいくつもの野菜の種袋を部屋に持ち込んで、テーブルの上で代わる代わる手に取っては何を植えようかと悩むしぐさ。
この「おタネばあさん」の場合、ホームセンターで苗ではなく種を買ってきて、自分で発芽させて育て上げるという点は脱帽モノです。
おタネさんの様子を横目で見ていたら、こちらの目線に気付いたのか「時間に余裕ができたでしょうから、あなたも始めてみたら」とこちらに向かって一言。
これまでも水やりやら台風時のプランターの「避難」やらで手伝うことはあったのですが、種まきからの栽培経験はありません。一方でユリ、スイセンといった花を咲かせたことはあったので、おタネさんの勧めを受け入れて挑戦することにしました。
やわらか丸オクラ
妻の手持ちの種袋を1つ1つ見せてもらい、その中から選んだのは日本農産種苗株式会社(ニチノウ)の「やわらか丸オクラ」。オクラは花も楽しめるというし、ゆでても炒めてもよしで、お酒のちょっとした当てとして自分で料理することもできますので。
さっそく種袋をひっくり返し、書いてある栽培方法を読んで種まきの学習開始です。
特徴は「樹勢強く栽培しやすい。たくさん採れる」「一般的な五角オクラに比べやわらかい」。まき時期は発芽適温25~30℃、生育適温20~30℃と記されていますので、もうそろそろ種をまいてもよろしい時期かと思います。
ネットでニチノウと検索すると、地植えと鉢植えの方法が詳しく載っていました。
当然、わが家は鉢植えです…。
ゲン担ぎ
夕食後、明日にでも種まきをしようと思い、栽培方法を種袋を見て復習していたら、種の皮が固いため、一晩水に浸けておくと発芽しやすくなりますとの書いてありましたので、これに従うことにしました。
発芽のゲンを担ごうと琴平神社ゆえんの小皿に水を張ってその中に3㎜ほどの種7,8粒をばらばらと投入し、準備万端。
明日の種まきが楽しみです。