8カ月遅れの「ご案内」

お金

所轄税務署から封書

自宅の郵便ポストを開けると所轄の税務署からの封書が。
開けてみると、A4判の再生紙2枚が入っていました。
「会計ソフトを利用した記帳指導のご案内」と「記帳指導受講誓約書」。

「ご案内」によると…
過日ご提出いただきました「記帳に関するアンケート(兼記帳指導申込書)」の結果、一般社団法人△△青色申告会が講義形式で指導を行う「会計ソフトを利用した記帳指導」にご参加いただけることとなりました。

はて何のことだろう?
記憶をたどること数秒の後…。
(あぁ、あのことか!)

思い起こせば、昨年10月末、開業に伴い所轄税務署主催の青色申告に関する記帳説明会に出席したときのこと。
パソコン会計ソフトを使った無料の記帳指導があると聞き、受講申込書を事前に用意をして提出したのですが、その時の税務署職員は「今年度はすでに実施済みで、次回は来年度になってしまいます」という結果に。
会計ソフトを使った記帳指導を受けることができれば、今年2月~3月の青色確定申告に役立つのにと悔しい思いをしたのでした。

そして、その1カ月後、当方の携帯電話に税務署から受講を希望するか否かの確認の連絡が改めて入りました。
状況が変わり、指導を受けられることになったかと期待をしたのですが、やはり開催の時期等の案内は確定申告が済んだずっ~と後の今年7月か8月ごろという説明。
その時すでにクラウド会計サービスのお試しをスタートしていたので、半ば腹立たしさを感じつつ、初めてのクラウド申告が思うようにできなかった場合も想定し、「受講を希望します」と伝えていたのでした。

詳細は青色申告会が案内…

8カ月遅れで届いた「ご案内」には…
この記帳指導の指導時間は、第1~4回目が1時間30分程度、最終回(第5回)は決算指導を行うため3時間邸痔を予定しています。
なお、指導日時、指導場所、オンライン指導を行う場合に利用するWeb会議システム等につきましては、追って△△青色申告会からご案内いたします。
…とあります。

青色申告会とは-。
「青色申告会」は個人事業主を中心として組織される納税者団体で納税者が自主的につどい、結成されました。それから今日に至るまで、青色申告会は正しい申告・納税を勧め、公平な税制の創設、社会保障制度の改善を要望し、税制改正史上数々の成果をあげてきました。全国各地の青色申告会は、会員の中から選ばれた役員を中心に自主的・民主的に運営されています。
                 (一般社団法人全国青色申告会総連合公式HPより)

〈当日用意するもの〉として…
1 筆記用具
2 同封の「記帳指導受講誓約書」(署名したもの)
※第1回の目の受講時のみ
3 事前に送付するテキスト(オンライン指導を受講する場合)
〈注意事項〉として…
1 指導日当日は、開始時刻5分前までに会場にお集まりください
2 指導料は無料ですが、会場までの交通費やオンライン指導の際のパソコン等の機器、通信料などは自己負担となります…
4 無断欠席や欠席が続く場合は、次回以降の指導を継続することができなくなります…
6 講義の録音・録画は禁止です…と明記。

最後に【お願い】として、下記の一文で締めくくられています。
既に税理士に記帳を依頼されている方など、この記帳指導を受ける必要のない方や、都合により記帳指導への参加を辞退される方は、7月22日(月)までに、担当者までご連絡ください。

消えぬモヤモヤ

案内文からは、パソコン会計ソフトを使った指導講習会を開催する予定で、当方に参加資格があることは理解できます。
第1~4回目が1時間30分程度、最終回(第5回)は3時間程度を予定していることも分かります。

一方、どうやら開催日時・場所、オンライン指導を希望して受講する場合の申し込み等々については△△青色申告会からの別報を待てという趣旨のようです。
具体的な開催日時が依然として不明なので、こちらのスケジュールを組むことができず、逆にモヤモヤ感が残ります。

パソコン会計ソフトを使った指導講習会は、国税庁が地元の青色申告会に委託して実施することになっています。
であれば、この度の「あんこ抜きのあんパン」のような案内ではなく、青色申告会としっかり連携して、開催の日時や場所等を明記したしっかりした案内についても同封して通知してもらいたいものです。

あるテレビCFが思い浮かびました。
「怖いことに1枚1枚コストがかかっていくんです。紙代、印刷代、封筒代、それに郵便代だって」
国税庁が委託先の青色申告会に支払う契約金はわれわれの税金から支払われているわけですから…。

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