給油カードの凍結解除
昨日父の特製「私書箱」から出てきた「ご入金のお願い」文書について、本日対応することに。
これまでガソリンスタンド発行のカードを使って自動車に給油をし、代金は母名義の銀行口座から引き落とされていたようですが、母の死亡に伴う口座解約で、支払いが滞ったものと推察されます。
支払期日の4月7日はすでに過ぎていますが、その文書と請求金額を持って、そのサービスステーション(SS)を父と共に訪ねました。
私の運転でSSへ。
私が車から降りてSS事務所にひとり向かおうとすると、「お金は払っているはずだ。それなのに、この前給油したら『カードは使えない』っておかしなことを言うんだ」と父。
事前にわれわれの訪問を電話で伝えていたので、マネージャーが出迎えてくれました。
彼によると、これまで督促を2回行っていたとのこと。
口座からの引き落としができなかったため、督促文書を送付。しかし入金がなく、自宅に電話をしたところ、父が「分かった」と回答。それでも進展がなかったため、2度目の督促文書「ご入金のお願い」を発出。以降も入金してもらえなかったため、やむなくカードを凍結したと言います。
事務所のパソコンで給油と請求記録も見せてもらい、「おかしなこと」を言っているのは、残念ながら父の方であることが判明-。
1回目の督促状をスルー、督促の電話がかかってきても、耳が遠いのでよく理解しないまま生返事をしてしまい、2回目の督促状は「私書箱」の封書の山の中に埋もれたまま、と考えるのが至当のようです。
遅延のおわびをし、請求金額をその場で支払うことでカードで給油が可能にしてもらいました。
代金の引き落とし先を父の口座に変更する手続き書類をもらい受けて、SSを引き揚げたのでした。
高額療養費の入金確認
SSでのやり取りを報告しながら、次に向かったのは、父が口座を持っている金融機関。
ガソリン代の請求書と同様、父の「私書箱」の中から見つけた「高額療養費の支給決定の通知ハガキ」通りに高額療養費が入金されているかどうかを確認するためです。
通知ハガキは父と亡母宛てにそれぞれ届いていたので、亡母の高額療養費が「宙に浮く」ことなく、きちんと父の口座に入っているのか…。
引き落とし・出金処理のガソリン代と比べ、振り込み・入金処理の高額療養費の確認の方がより重要です!
高額療養費制度は、医療費の家計負担が重くならないように医療機関や薬局の窓口で支払う1カ月当たりの医療費(場合によっては介護費も)が上限額を超えた場合、その超えた額を支給するしくみ。
地域の市町村で構成する後期高齢者医療広域連合が通知ハガキを発出、支給金額が記されているのですが、医療費の負担上限額は年齢や所得に応じて定められていて、かなり複雑です。
今回は支給金額の算出・決定方法まで調べる余裕がなく、記載の金額が確かに振り込まれているかの確認にとどめることに。
ここでも私が父に代わって、父の通帳に未記載の出入金を記帳してくるのがお役目。
記帳後、通帳を開いて見てみると、3月と4月に、2人の高額療養費がそれぞれ無事振り込まれていました。
恐らく、兄が亡母分の振込先口座を父の口座へと変更手続きしてくれていたのでしょう。
近く自主返納?
この日予定していた懸案を処理した後、自宅へ。
これまでも兄と相談して、父に自動車の運転免許を自主返納するようにと勧めてきましたが、ガソリン代未納の件があったので、私から改めて切り出すことに。
ガソリン代の未納は、母が亡くなったことが起因ではありますが、やはり自動車を運転するなら、給油方法を自身できちんと管理・対応してもらわなければいけませんので。
父は75歳以上の高齢者に該当しますので、運転免許証を更新する場合、「認知機能検査」と「高齢者講習」の双方に合格しなければいけません。
3年ごとに指定された自動車教習所へ出向いて、「認知機能検査」ではイラストを見た後に何が描かれていたかや日時等を問われたり、「高齢者講習」では実車と座学の試験を受けたりしています。
現在の免許証は来年の誕生日の1カ月後まで有効ですが、ダメもと覚悟で-。
私「車の運転、やっぱりそろそろ〝卒業〟した方がいいんじゃない?」
父「うん。次の更新の時を区切りに、とは思っている。記憶力も落ちてるし、講習で落ちるかもしれないしな…」
あれっ?意外と弱気?ではもうひと押し-。
私「更新の前でも、やめた方がいいんじゃないの?」
父「免許を取って以来、ずっと無事故でゴールド免許(証)だったから、運転はうまいという自負はある。電柱にでも当てるようなことがあれば、な」
私「電柱は壊れたら直せるが、人間だったらそうはいかない」
父「それは分かっている」
いいぞ、いい感じですー。
私「更新の試験に合格したとしても、免許を返納しては?」
父「えっ?合格したら続けるだろう…それを返上する?」
私「そう、返上する」
父「それは…」
その後沈黙が続いたので、本日のやり取りは終了。
ただ、父から自主返納の言葉を引き出せなかったまでも、これまでのように強気一辺倒ではないとの心証は得ました。
そろそろ潮時と思い始め、揺れているようです。
自主返納の日はそう遠くない、かも…。